管理栄養士の小原水月です。
「〇〇を我慢できて、私エライ!」
「〇〇を選んだのにおなかがスッキリしない……」
SNSでこのような投稿を見ると、どうやって食べていいもの・悪いものを決めているのだろうと、疑問に思うのです。
例えば、お寿司。
比較的脂質が少なく、魚を食べやすい一方、すし酢に砂糖と塩を多く使い、早食いになりやすい食べ物でもあります。
また、油が心配と敬遠されがちな揚げ物は、栄養素を壊しにくい調理法で、一部の栄養素の吸収も助けます。
どんな食べ物にも見方によってはいい点も悪い点もあるのです。
こういったことはよほど料理が好きか、栄養学や調理学を勉強しないと分かりづらいのではないでしょうか。
もっというと、同じものを食べたとしても状態によって体の反応は変わります。
体が健やかで機能的な状態であれば、食べ物からしっかり栄養素を吸収し、使い、カスやゴミをスッキリ排出できます。
これが元氣がない状態だと、食べても栄養素を吸収しきれない、余計なものを出せずにため込んでしますのです。
さらに、我慢、罪悪感、怖いなどのネガティブな感情は体の機能を落とします。
緊張しているとおなかはすきませんよね。
緊張感が胃の動きを抑えているからです。
感情と体はとても密接なのですよ。
食べちゃいけないものなんてないと私は考えています。
おいしいは正義です。
病気で食事管理が必要な人を除けば、食べていい・悪いを決めるのはなんとなくの思い込みや、勝手な決めつけではないでしょうか。
情報があふれる現代ですから、振り回されてしまうのはよくわかります。
かつての私もそうででした。
しかし、これからもドンドンと新しい情報は出続けるので、放っておいてはつぶされかねません。
そこで、私が意識しているのは体感です。
食べたときに心はどう動くのか、体はどう反応するのかを観察しています。
心が満たされればOKだし、体に充実感があればいいと思うのです。
数字や情報よりも、その時の自分を優先します。
ジャンクフードでも食べて幸せならよくないですか?
普段の食事に偏りがなければ、一度、満たされると続けて食べたいと思わなくなりますし、もし食べ続けたとしても、体が不調を感じストップをかけてくれます。
感度は自分の体と向き合うことにどれだけ時間をかけてきたかで変わります。
時間をかけた分だけ心と体の動きを察知する精度が上がるのです。
止めたら戻ってしまいますから続けるのがポイント。
何歳から始めても、始めたときから体は変わります。
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