管理栄養士の小原水月です。
今の自分で妥協するしかない、もっとこうなったらいいのに……、そんな思いはありませんか?
じつは、食事の見直しをするだけで、思うような自分に近づけるのです。
「あなたは食べた物でできています」
耳慣れた言葉ですが実感を持っている人は少ないのではないでしょうか。
そこで、食べ物が心と体を作るメカニズムと、健やかで美しくなるための食事の工夫をお伝えします。
理屈を知って実践すると変化を感じやすくなりますよ。
体は脳や胃腸、皮膚、眼球、血管など臓器が集まって形作られています。
そして、それぞれの臓器は細胞が集まり形作られ、機能しています。
その細胞の数は全身でおよそ60兆個。
小さな細胞一つひとつが新陳代謝をしていて、古い細胞や傷ついた細胞は分解されています。
食べ物は口から体内に入り消化され、分子レベルまで分解されて吸収されます。
必要な栄養素分子が集められ、再合成されて細胞が作られ、臓器になり、人が形作られているのです。
人の内側ではこの壊す、作る、壊す、作るが常に繰り返されています。
気持ちや感情は脳内の神経伝達物質の増減によるものです。
神経伝達物質も常に生まれ変わっていて、食べ物由来の栄養素で合成されています。
つまり、気持ちや感情も食べ物に大きく影響を受けるのです。
健やかな細胞を合成し、美しい体と穏やかな心を作るのに必要な栄養素を含む食事がお米生活です。
お米生活なら過不足なく栄養素を摂れ、我慢なしで続けられます。
肌の生まれ変わりの周期はおよそ28日といわれています。
古い皮膚細胞はポロポロ、カサカサの垢となってはがれ落ちますが、その下にはしっかりとした新しい皮膚細胞が控えているのです。
偏った食事が続くと肌の調子がよくないと体感したこともあるのではないでしょうか。
このような細胞の入れ替わりが体中で起きているのです。
体は古いものの上に新しいものを積み重ねるのではなく、古いものは壊され、捨てられ、新たに作られています。
つまり、不調や不具合を手放し、元氣で気持ちのいい体に刷新できるということなのです。
明日、5年後、10年後のイメージをもって食事をしてみてください。
きっと体も心も応えてくれます。
何を食べたらいいかわからない、今よりもっと気持ちよく暮らしたい、という人はご相談ください。
今のあなたにぴったりの暮らしや食のスタイルをお探しします。
一緒に時間にも気持ちにも余裕のある暮らしを食から作りましょう。
以前の私の食事は、色々な食材を食べようと、おかずをたくさん用意していました。
しかし当時は、疲れやすく、吹き出物もできやすい、集中力がなくて常にイライラしていましていたのです。
けれど今は、ごはんをしっかり、おかず控えめのお米生活にして、夕方でも元氣に過ごせますし、肌もシンプルケアですんでいます。
家族とも笑顔で、楽しく過ごせるようになり、毎日「穏やかだな」「ありがたいな」と思いながら暮らしています。