管理栄養士の小原水月です。
あなたは食事の用意が好きですか?
料理が好きで、得意で、楽しいという人もいるかもしれませんね。
私はというと、料理をするのは決して嫌いではありませんが、家族のために毎日となると、大変だな、と感じることが多々あります。
しかし、この「料理は大変」は思い込みだと気づいたのです。
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なぜ、食事をするのかを考えてみると答えは以下の通りです。
栄養補給
体の機能維持
団らん
必ずしも多くの品数や、鮮やかな彩り、栄養計算は必要ありません。
人が健やかに生きるために必要なものは意外とシンプルなのです。
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日本にはハレとケという考えがあります。
どちらがいいというものではなく、表裏一体で、ハレばかりでもケばかりでも偏りが生まれてしまいます。
ハレには心躍る、華やかで手間やコストがかかる料理。
ケには心と体を整えるごはんと味噌汁を中心とした食卓。
こうやって何のための食事かを考えると、料理へのハードルが下げられるのです。
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ごはんと味噌汁を中心としたお米生活はしっかりごはんに具だくさん味噌汁、おかずは一品が基本です。
ごはんは、米を洗ったあとは炊飯器にお任せ。
味噌汁は懐が深い料理なので、春夏秋冬、冷蔵庫のどんな野菜も受け止め、おいしく食べさせてくれます。
おかずは肉か魚を焼くだけで十分。
味付けは食卓で塩を振るか、醤油を回しかけるのだっていいのです。
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普段の料理に手間も時間もかからなければ、料理への抵抗感が和らぐのではないでしょうか。
そして、たまのハレの日は張り切って料理をしたくなるかもしれません。
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シンプルなお米生活でも食事の機能は満たせるし、家族も拍子抜けするほど満足してくれます。
台所に立つあなたに余裕が生まれると、言葉も表情も雰囲気も柔らかくなって、家族もよろこぶかもしれません。
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料理が負担、お米生活にしたいけど家族が嫌がる、そんな人はご相談ください。
あなたの暮らしにぴったりの食スタイルをお探しします。
一緒に時間にも気持ちにも余裕のある暮らしを食から作りましょう。
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私がお米生活に移行するときに一番のハードルになったのは夫でした。
おかずが大好きで、品数が減ることに難色を示したのです。
そこで私は肉をスーパーではなく専門店で、野菜と魚をなるべく地場ものを買うようにしました。
そして、米と味噌を少しだけリッチなものに変えたのです。
そうするとおいしさと、満足度が上がり、夫の味覚まで磨かれた様子。
今では夫も「お米が甘くておいしい」とすっかりお米生活に馴染んでいます。