食事を頑張ってもうまくいかなかったのは、人間関係が初期設定のままだったからでした
大人になっても、なぜか人間関係でいつもモヤモヤしてしまうこと、ありませんか? 相手のちょっとした言動にイラッとしたり、「なんで私の気持ちを分かってくれないの?」と勝手に傷ついたり。
じつは私自身、40歳を過ぎるまで、実の母親に対してずーっとドロドロした割り切れない思いを抱えて生きてきました。
子どもの頃の母はいつも怒っていて、テストで95点を取っても「あと5点、なんで取れなかったの?」とダメ出し。成績が良くても褒められず、常に顔色を伺ってビクビク過ごしていました。
「1秒でも早くこの家を出たい」と22歳で一人暮らしを始めたものの、心の中の「いい子ちゃん」が邪魔をして、盆暮れの帰省やプレゼントは義務のように続ける日々。嫌いなのに「いい娘の仮面」を脱げない自分に、ずっというんざりしていたのです。
そんなこじらせた関係に強烈な転機が訪れたのは、私が44歳の時の父の死でした。
夫を亡くし、生活が完全に崩壊してしまった母を支えるため、私は1週間二人きりで過ごしました。感情を脇に置き、ただ食事を作り、部屋を掃除し、生活リズムを支える日々。
それから月日が流れ、父の一周忌を終えた頃、母がボソッと「あの1週間、みづきがいてくれたから乗り越えられた」と言ってくれたのです。
その言葉がじわじわと心に染みた時、私はめちゃくちゃ恥ずかしい「自分の勘違い」に気づきました。
44歳にもなって、私は母に対して「母親なんだから無条件で私を最優先し、何でも満たしてくれる特別な存在であるはず」という、子ども時代の「初期設定」を勝手に押し付けたままでいたのです。
でも、目の前にいるのは神様ではなく、不安を抱えながら必死に生きてきた「一人の不完全な女性」でした。
そう思えた瞬間、責める気持ちが「母も必死だったんだな」という理解に変わりました。 スマホに「母」と表示されるだけで身構えていた私が、今では「お母さんはそう思うんだね。私はこう思うよ」と、一人の大人同士としてフラットに話せるようになり、本当に心が楽になったのです。
私が変えたのは母の性格ではなく、自分の「見ている景色(初期設定)」です。
もし今、人間関係でモヤモヤしているなら、相手に対して勝手な「古い初期設定」を押し付けていないか、少しだけ胸に手を当ててみてください。その設定を書き換えるだけで、明日からの景色はびっくりするほど楽になりますよ。
人間関係のストレスやイライラは、心だけでなく、知らず知らずのうちに体への「慢性的な疲労」としても蓄積されていきます。
こうした「心のモヤモヤを紐解く物の見方や考え方」、そして「健やかな体を取り戻すためのケア」については、無料メールマガジンにて詳しくお届けしています。
日々の疲れを根本からリセットしたい方は、のぞいてみてください。

