「ご自愛」に疲れてしまったあなたへ。自分を愛する技術は「知る」ことから始まる
「自分を優先して、身体をいたわりましょう」
世の中にあふれる「ご自愛」という言葉。過去の私はボロボロに疲弊しながら、アロマや1人カフェなど、世間の「おしゃれなセルフケア」を試しては「なぜか全然癒やされない…」と絶望していました。
今ならその理由がよく分かります。効果が出なかったのは努力不足ではなく、やり方の方向性が違っていただけなのです。
「愛する」とは、徹底的に相手を知ること
心理学者エーリッヒ・フロムは名著『愛するということ』の中で、「配慮や尊重だけでなく『知ること』が伴わなければ愛は存在しない」と語っています。
振り返れば、私たちの「愛」の原点もそうではないでしょうか。 初恋の相手の好きなものを知りたかったこと。言葉の通じない赤ちゃんの息子を「なぜ泣いているんだろう」と観察しまくったこと。
愛するとは、相手を深く知ろうとする観察から始まります。
自分の好みも状態も分からないまま他人の「正解」を取り入れても、心にフィットしなくて当然です。だからこそ、本当のご自愛は「自分を観察すること」から始まります。
自分を知るための「小さなお試し」
一番おすすめなのは、毎日の「食事」や「日常のふとした体感」に目を向けることです。
- 食事の観察:「今、何が食べたい?」とお腹の声を聞き、「温かいものがいいな」と気づいたら、丁寧にお味噌汁を淹れてあげる。
- 体感の観察:公園で心が軽くなったら「緑や風が好きなんだな」と気づき、お部屋に一輪の花を買ってみる。
こうして「心の観察」と「小さなお試し」を繰り返すことで、自分だけの「取扱説明書」が育ち、自分で自分をご機嫌にできるようになります。
まずは、よその人に向いていた目を、ほんの少し自分に向け直してみませんか?
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