「成人女性の主食の目安は1日2合(1食220g前後)」

健康や食事について勉強されている方なら、一度はこの数字を目にしたことがあるかもしれません。しかし、ごはんの適量は本当に全員一律で同じなのでしょうか。

じつは、多くの方がこの「数字」に縛られ、以下のような悩みを抱えています。

  • 「目安通りにがんばって食べなきゃいけないと義務感を感じている」

  • 「そんなにたくさんの量は食べられなくて、罪悪感がある」

  • 「食べられるけれど、量を増やすと太りそうで怖い」

今回は、情報に振り回されず、今の自分の身体に合った「ベストなごはんの量」を見つけるためのアプローチについて解説します。

理論通りに食べるだけでは、うまくいかない理由

健康的な食事理論を取り入れようとするとき、多くの人が「とにかく推奨されている量を食べれば元気になれる」と考えがちです。

しかし、消化吸収の能力や、その日の体調、合わせるおかずの量には個人差があります。たとえば、おかずをこれまでのボリュームのまま、ごはんの量だけをいきなり推奨量まで増やしてしまうと、単なる「食べ過ぎ(大食い状態)」になり、かえって胃腸の不調や便秘を招く原因になってしまうこともあります。

大切なのは、提示された数字に執着するのではなく、理論をベースに「いまの自分の状態」に合わせて検証していく視点です。

自分の適量を決める「2つのセルフチェック」

自分にとってのベストなごはんの量を測るために、まずは日々の食事で次の2つの感覚に意識を向けてみてください。

① 食前の「お腹の空き具合」
次の食事の前に、気持ちよくお腹が空いているかを確認します。もし時間が来てもお腹が空いていないなら、前の食事が多すぎた可能性があります。

逆に、空腹すぎて間食を挟まないと理性が保てないような状態なら、前の食事の量が少なすぎかもしれません。


② 食後の「満足感」
食べ終えたときに、心地よい満足感があるかどうかが指標になります。お腹がパンパンで苦しいなら多すぎます。

反対に、食事を終えた直後なのに「なんだかデザートが食べたい」「口寂しい」と感じる場合は、ごはんの量が足りていないサインであることがじつは多いのです。

健康は外の正解ではなく、内側との対話から

インターネットや本を探せば、たくさんの「正しい食事量」の情報が見つかります。しかし、外側に落ちている答えが、必ずしもあなたの身体の正解とは限りません。

自分の健康を作れるのは、自分自身だけです。「1日2合」という一般的な目安をひとつの基準としつつも、まずは自分の身体の声を聴き、どれくらい食べたら自分が一番心地よいのか、対話してみることから始めてみませんか。

インターネットの情報だけに頼るのではなく、自分の身体の声に耳を傾けながら、一歩ずつ進んでいきましょう。

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