早食い8分だった私が、30分かけて食事を味わえるようになった理由
「よく噛んで食べましょう」
子どもの頃から耳にタコができるほど聞いてきた言葉ですよね。あまりにも当たり前すぎて、どこかキレイゴトのように感じてしまう方も多いかもしれません。
しかし、「知っている」ことと「できる」ことは全くの別物です。
「疲れが取れない」「やる気が出ない」というご相談をいただいたとき、私がまず初めにお伝えすることの一つが、この「よく噛むこと(咀嚼)」です。それほど体にとって基本であり、大切なセルフケアなのです。
とはいえ、「咀嚼って正直、一番難しいセルフケアだと思いませんか?」
かくいう私自身、かつては超がつくほどの「早食い」でした。 社員食堂に勤めていた頃は、ごはん、お味噌汁、主菜、小鉢が揃った定食を、わずか「8分」で完食していたのです。
ゆっくり味わうことよりも、昼休みに少しでも寝たい、本を読みたいという気持ちが勝っていました。よく噛むことの難しさは、誰よりも身に染みて知っています。
そんな私ですが、今はシンプルな一汁一菜の食事を25〜30分かけて、ゆっくり味わって食べられるようになりました。
試行錯誤の末にたどり着いた、咀嚼を増やすポイントは3つです。
- 箸置きを使う
1口ごとに箸を置き、手は足の上へ。「食べる・置く・噛む」の動作に集中します。 - 1口を小さくする
ご飯もおかずも「2センチ」ほどに小さく取り、箸で分けて口に運びます。自然と噛む回数が増え、見た目も美しくなります。 - 食事に集中できる環境を作る
「今は私が食事を取る時間」と決め、家族にも協力してもらいながら、途中で席を立たない環境を整えました。
よく噛むために本当に必要なのは、食事の時間はそれ以外のことを一旦お休みにするという「考え方と環境のセット」です。
丁寧にお米の甘みや素材の味を味わう時間は、心と体を満たす究極のセルフケア。まずは今日の1食から、1口サイズを少し小さくすることから始めてみませんか?
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