管理栄養士の小原水月です。
お米中心の献立で、満足するまでおいしく食べるお米生活をしていると「肌のキメが整った」「肌がトーンアップした」など、肌の状態が変わったと感じる人が少なくありません。
たしかに、米どころには美人が多いと言いますが、お米と美肌と言われてもピンとこないですよね。
そこで、この記事では、お米生活で肌に変化を感じる理由と、トラブルが起きたときの対処法をお伝えします
肌は本来美しい
15歳から89歳の女性2000人を対象に行った調査によると、肌のお悩みの1位はシミ・くすみ、2位しわ・たるみ3位乾燥4位毛穴5位ニキビ・肌荒れ、だったそうです。
参考: PR TIMS「<調査レポート>女性2,000人に肌のお悩みを調査!第2位は「シワ・たるみ」で40.0%という結果に。第1位は?」
肌にトラブルが起きる原因は、紫外線や乾燥、加齢などさまざまですが、一言で言うと肌の機能が低下したからと言えます。
肌は体の一番外側にある器官で、外敵や異物が体内に入り込まないようにバリア機能を備えています。
そのため、十分に水分を抱え込んでハリを保ち、適度に油分を分泌することで乾燥を防ぎ、 ツヤが出るのです。
スムーズに栄養の供給と老廃物の回収や排出がおこなわれていると、血色がよく、透明感も出てきます。
つまり、健康的で機能的な肌は、本来美しいのです。
お米生活で肌が変わる理由
お米生活では、不足しがちなエネルギーを十分に摂ることで、肌にまで栄養が届きやすくなります。
過不足のない栄養バランスの食事を、丁寧に味わって、よく噛んでたべることで、血行が促され、肌の新陳代謝も活発になるのです。
ただ、肌が元氣になる過程で油分の分泌や老廃物の排出が盛んになっているのに、肌の表面が硬いと、二キビや吹き出物などが出る可能性があります。
お米生活を続けて新陳代謝が進み、肌が柔らかくなると問題は解消することがほとんどなので、不安にならなくても大丈夫。
外からのお手入れも、こすらず、とにかく優しく触れて、刺激を極力抑えると効果的です。
肌が変わると気持ちも変わる
肌の状態が良くなると気分が上がるし、ちょっと視線を上げて歩けませんか。
メイクやお直しの時間も短くなって、身軽に過ごせます。
もう高い美容液を使ったり、自分にぴったりのスキンケア用品を探し回ったりしなくてもいいのです。
しかも、食べて 内側からケアすると顔だけじゃなく、全身に効果を期待できます。
美容にうとい、美容ってめんどう、そんな人ほどお米生活がおすすめですよ。
「お米生活をしているけれど、肌が変わらない」「こんな私でも変われる?」など、お悩みや疑問がある人は一度、食事相談をしてみませんか?
とことんお話をうかがって、あなたができる食事を中心としたケア法をアドバイスします。