管理栄養士の小原水月です。
「外では何ともないのに、家に帰るとイライラする」
「家族に笑顔で接したいのに怒ってしまう」
「家族のやることがいちいちカンに触る」
こんなことはありませんか?
家ではゆっくり穏やかに過ごしたいと思っているのにうまくいかないとつらいですよね。
でも自己嫌悪を感じなくても大丈夫。
家族にイライラするのはあなたがダメだからではなく、食事がフィットしてないだけかもしれません。
イライラの原因は脳機能の低下
感情は脳内の情報伝達物質の増減で決まるため、脳の機能が落ちてコントロールがうまくできなくなると不安定になります。
脳の機能が低下する原因は、明らかな疾患以外に加齢、睡眠不足、大きすぎるストレス、栄養不足など。
イライラするだけでなく、日中に一瞬でも眠気を感じる、目覚ましなしでは起きられない、目覚めがスッキリしないなどの自覚症状があるのなら睡眠不足の可能性を考えましょう。
睡眠の時間と質の見直しをしてみてください。
栄養不足は脳のエネルギー源や、脳細胞を形作るための材料の不足を意味し、脳機能の低下に直結します。
さらに栄養状態がよくないと、老化のスピードや、どの程度までならストレスを受け止められるか、といった許容力も低下するのです。
食事を見直すだけで、脳機能を回復し心穏やかに過ごせるようになる可能性が高まります。
ご機嫌ママを作るのは「ごはんと味噌汁」
脳がスムーズに働けるようにエネルギー源を確保しつつ、老化やストレスにも負けないタフな脳を作るためにはどんな食事が必要なのでしょうか。
それはごはんと味噌汁の組合せです。
脳のエネルギー源は炭水化物。
とくにごはんに含まれる炭水化物はスムーズに安定して脳のエネルギーになります。
そして味噌汁に使う味噌に多く含まれるたんぱく質は脳細胞の主材料。
ごはんに含まれるたんぱく質と組み合わせると、肉並みにレベルアップします。
さらに味噌汁を具だくさんにすれば野菜からフィトケミカルも摂れます。
フィトケミカルは加齢やストレスによるダメージから細胞を守ったり、受けたダメージを修復したりする働きをする、ご機嫌ママには欠かせない成分です。
普段の食事に、ごはんとお味噌汁をしっかり食べるだけで、気持ちが穏やかになったら嬉しくないですか?
わが家でゆっくり過ごせれば心と体の回復も早まります。
ママが機嫌よくいられたら、家族も安心ですし、喜んでくれるでしょう。
まずは2週間続けてみて
家族がそろったときほどイライラすると感じたら、ごはんと味噌汁を3食食べてみて。
薬ではないのですぐに変化はあらわれないかもしれません。
しかし続けるほどにイライラしづらくなり、ゆったりと過ごせるようになるのを感じるはず。
それでも「1人ではうまくいかない」「本当にこの食事が自分に合っているのか不安……」という人はご相談ください。
今のあなたにぴったりの暮らしや食のスタイルをお探しします。
一緒に時間にも気持ちにも余裕のある暮らしを食から作りましょう。
家にいるときぐらいくつろぎたいですよね。
それなのに家族は好き放題して、やることは山盛り……
私は何度「どこかへ行ってしまいたい」と思ったかわかりません。
それがごはんと味噌汁中心のお米生活にしてからイライラしづらくなったのです。
家族とのコミュニケーションがスムーズになると、家事も順調に進みます。
心穏やかに過ごせるメリットはかりしれません。
「なんでうまくいかないのだろう……」と1人で抱え込まず、お気軽にご相談くださいね。