管理栄養士の小原水月です。
心穏やかに毎日を過ごしたいと思いませんか?
私はずっと、心や身のこなし、時間にゆとりのある暮らしに憧れてきました。
けれど、現実はいつも氣持ちが焦っていて、イライラしてばかり。
「早く進めなきゃ」「アレもコレもやらなきゃ」と頭がいっぱいいっぱい。
用事をこなすことに焦点を当ててしまい、周りに心を配る余裕はほとんどありませんでした。
そんな状態ではいつもどこか満たされず、不安がつきまとい、家族とぎくしゃくしてしまうのもあたりまえだったと思います。
しかし、お米生活を続けていくうちに心が波立ちづらくなってきたことに気づいきました。
そう、お米生活は心を穏やかにして、家族仲をアップさせる助けにもなるのです。
感情は脳で決まる
「イライラする」「気持ちが焦る」などの感情は、脳内の情報伝達物質の増減で決まります。
つまり、脳の機能が落ちると感情が不安定になるということ。
脳機能の低下というと老化現象のように思われがちですが、他にも睡眠不足や疲労などさまざまな原因が考えられます。
なかでも注意したいのが栄養不足です。
口から取り入れた食物が消化・吸収され、血液に乗って脳まで届けられます。
脳では届けられた栄養素をもとに新しい細胞を生み出したり、感情をつかさどったりするなどの機能をはたしています。
そのため、摂った栄養が不十分であったり、脳まで必要量が届かなかったりすると、脳の新陳代謝がとどこおり、十分に働けず機能低下が起こるのです。
脳の活性化は食事から
脳が本来の機能を発揮し、心穏やかに過ごすために意識してもらいたいのが「咀嚼(そしゃく)」です。
口で十分に食べ物を細かくなるまで噛んで食べることで、栄養素の吸収率を高められます。
そして、咀嚼することで脳への血流量が増えることが知られています。
脳の血流量が多ければ届けられる栄養素が増え、老廃物も効率的に回収できるので、脳がスムーズに働けるようになるのです。
お米生活で穏やかママに
お米生活はごはんと具だくさん味噌汁を中心としたシンプルな食事。
パンや麺などの小麦粉を原料にした粉食(こなしょく)に比べて、粒のまま食べる粒食(つぶしょく)のごはんは自然と咀嚼ができる食べ物です。
また、味噌汁も野菜やきのこ、海そうなど具だくさんにすることで、飲むのではなく噛んで食べる一品になります。
私はおかず中心の食事からごはんをしっかり食べるお米生活に変えてから、メンタルに大きな変化を感じています。
・遊び優先でふざけてばかりの子どもを「待つ」ことができる
・家事を「手伝う」意識が抜けない夫にありがとうといえる
・着地点が見えない義母の話に相づちがうてる
気持ちが大らかになり、落ち着いて過ごせるようになったのです。
「また怒っちゃった」「にこにこママになりたい」と思ったらお米生活を試してみてください。
ゆっくり、丁寧に味わって食事をするだけでも心が凪ぐのを感じるはずです。
食事で心が満ちたりて穏やかになる感覚を味わってみてくださいね。
お米生活を基本に、普段の食事で穏やかな心と健やかな体を整える方法はコチラのメールマガジンでお伝えしています。
季節に合わせて食卓でできるセルフケア方法をお届けしますので読んでみてください。
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