疲れやすい体にたりないのは、栄養じゃなくて「受け取る力」かもしれない
体力をつけたい。
日中の眠気をどうにかしたい。
甘いものが止まらなくて
また自己嫌悪になってしまった……。
病気と呼ぶほどではないけれど、確実に毎日の質を落としてしまう「名もなき不調」。
それをどうにかしようと、SNSで調べてみる。
豚肉のビタミンB群がスタミナに効くらしい。
腸活には発酵食品が必要で、ヨーグルトや納豆は毎日摂った方がいい。
甘いものの我慢はストレスになるから、食べたいものは我慢しない方がいい。
そうやって、弱ってしまった自分を「外から補おう」と一生懸命調べて、新しいものを取り入れていく。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいことがあります。
取り入れてみて、体はどう変わりましたか?
「続けてみたけど、よくわからなかった」
「効果があった気がしたけど、なんとなく続けられなかった」
そう感じた経験、ありませんか。
じつはその「よくわからない」には、理由があります。
食べ物と体の間に「もう一つの問題」がある
食事を変えようとするとき、私たちは「何を食べるか」だけを考えがちです。
でも、食べ物と体の変化の間には、もう一つ大切なことがあるのです。
それは、体がそれを「受け取れるかどうか」。
食べ物を口に入れて飲み込む、これは「食べること」です。
でも、それが体に届くまでには、もう少し複雑な道のりがあります。
まず、胃で消化される。
次に、腸で吸収される。
そして、細胞の中で代謝されてエネルギーになる。
最後に、不要なものが老廃物として排出される。
この一連の流れが、スムーズに動いているかどうか。
体が健やかな状態であれば、食べたものを余すことなく栄養として活かすことができます。
でも、体の機能が落ちていたら?
どれだけ「いいもの」を食べていても、消化できずに流れていってしまうかもしれない。
何とか消化できても、吸収ができなければ、体には届かない。うまく代謝できなければ、エネルギーにすらならない。
「何を食べたか」ではなく、「体がどう受け取ったか」が、結果を決めるのです。
この視点が、情報収集をいくら続けても「なんとなく変わらない」を繰り返してしまう理由の、大きな一つだと私は思っています。
「体が疲れている」とき、まず何が起きているか
体力が落ちた、疲れやすいと感じているとき。
それは、体の機能そのものが落ちているサインである可能性があります。
医師は、患者の訴えだけを聞いて薬を出したりしません。
問診して、触診して、検査をして、はじめて「何が起きているか」を診ます。
私たちの日々の体のケアも、本来は同じことではないでしょうか。
気になる症状だけにフォーカスして「この症状にはこれ」と対処法を探すのではなく、もっと広い視野で自分の体を観察してみる。
今、消化はスムーズにできているか。
吸収はどうか。
排泄は滞っていないか。
そんな「今の自分の状態」を把握した上で、今の自分に何が足りないのか、何が多すぎるのかを考えられたら、取り入れるものの選び方も変わってきます。
「観察する」ための、一番シンプルな入り口
「自分の体を観察するって、どうすればいいの?」
そう思う方も多いと思います。
長年、言われたことを言われた通りにやることが正解だという環境の中で生きてきた私たちは、自分を観察するという習慣を、あまり持ってこなかったかもしれません。
そんな方にまず試してみてほしいのが、食事に集中すること。
たとえば、ごはんをひと口、口に入れてみる。
ゆっくりと噛んでいくと、固かったお米が少しずつほぐれて、唾液と混ざって、甘みが出てきて、形が変わっていく。
舌の上で転がりながら、口の中を動いている。
その、今この瞬間に体の中で起きていることを、ただ感じてみる。
食事の時間に「今の自分の体」を感じることを続けていると、少しずつ、体が発している小さなサインをキャッチしやすくなっていきます。
お腹が空いているのか、そうでないのか。
食べた後、体が軽いか、重いか。
今日はよく噛めているか、何となく急いで飲み込んでいるか。
そんなことに気づける自分になっていきます。
不調に振り回されるのではなく、自分で整えられるようになるために
世の中には「体にいい食べ物」の情報があふれています。
でも、どんなに良いものも、受け取れない体には届かない。
今の自分の状態を知ることなく、いいと言われるものを次々と試しても、なかなか「変わった」という実感には繋がりにくいものです。
まず自分の体の今を見る。その上で、今の自分に必要なことを選ぶ。
その繰り返しが、「不調に振り回される自分」から「自分で元気を作れる自分」への、一番確かな道だと私は考えています。
自分で自分の体を観察し、整えていくための食事の考え方を、7日間のメールレッスンでお伝えしています。
「不調に振り回されるのではなく、自分で元気を取り戻せるようになりたい」と思う方は、一度のぞいてみてください。

