体の「反抗期」には理由がある。エラー信号と本当の体の声の見分け方
若い頃は無理をしても一晩寝ればケロッと回復し、体なんて動いて当たり前でしたよね。特別なケアもせず「おい体、今日も頼むぞ」と雑に使い倒していた方も多いのではないでしょうか。
ところが年齢を重ねると、急に様子が変わってきます。
- 朝起きるだけで一苦労
- やりたいことはあるのに、ふっと気力が途絶える
- 体形が変わってきたのに、動く気力すら湧かない
まるで言うことを聞かない反抗期の子どものように体が厄介な存在に思えてくると、どう付き合えばいいのか分からなくなってしまいますよね。
ですが、安心してください。体が思い通りにならないのは、努力不足でも意志が弱いからでもありません。
暴飲暴食や甘いもの欲は、ただの「エラー信号」
サポートさせていただいた60代のあきさん(仮名)も、定年退職後に気力が湧かなくなり「痩せる前に、まず元気にならなきゃ」とご相談に来られました。

数ヶ月後、彼女からこんな報告をいただいたんです。
「外食が続いたあと、自然とごはんとお味噌汁が食べたいと思えたんです」
じつは体が乱れているとき、体は平気で嘘のシグナル(エラー信号)を出します。
無性に甘いものが食べたい、ジャンクフードを胃に流し込みたい、食事を作るのも面倒――。これらは疲弊した体がパニックを起こし、手っ取り早く燃やせる糖質を求めて出している悲鳴(誤作動)です。
彼女が「ごはんとお味噌汁」を欲したのは、体が整い本当の体の声が聞こえるようになった証拠でした。
体と仲直りし、自分だけの「取扱説明書」を作る
思考や感情と同じく、体も大切な人生のパートナーです。エラー信号が出ているときに根性論で押さえ込もうとしても、関係がギクシャクするのは当然ですよね。
必要なのは、コントロールしようとするのをやめ、「今、体の中で何が起きているんだろう?」と正しい身体の仕組みを知ることです。
断片的な情報に振り回されるのをやめ、自分に時間と意識を注いであげる。それは決して苦しい修行ではなく、一生連れ添う自分の体と仲直りし、世界に一つだけの自分だけの取扱説明書(トリセツ)を自分の手で編み直していく豊かな作業です。
今夜の「食べたい」は、本当の体の声でしょうか? それともエラー信号でしょうか? まずは「お疲れ様」と体を労い、そっと自分の声に耳を傾けてみませんか。
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