管理栄養士の小原水月です。
めまいや耳鳴り、冷え、むくみ、寝汗……
病気ではないのに感じる体調不良は胃の不調が原因かもしれません。
じつは、胃の不調は、胃もたれや食欲不振だけでなく全身に影響を及ぼすのです。
そこで、胃の働きと胃の不調の際現れやすい症状、改善方法をお伝えします。
胃の主な働きは、食べ物を消化し、吸収しやすい状態にすることです。
もし、胃に不調が起きた場合、食べ物を消化しきれずに腸へ送ることになります。
腸は栄養素を吸収するだけでなく、異物から体を守るガードマンの役割もします。
十分に消化されていない食べ物=未消化物は異物と判断され、排出されてしまうこともあるのです。
つまり、しっかり食事をしているつもりでも栄養がたりておらず、全身が栄養不足状態になってしまう可能性があります。
胃の不調があると以下のような症状があらわれやすくなります。
おなかが張る
げっぷが多い
胸やけ
便秘
下痢
爪が割れる
髪が細い
髪が抜けやすい
のどや鼻が腫れる
小食
めまい
むくみ
口内炎
胃もたれ
食欲不振
食後の眠気
寝汗
寝ている間のよだれ
乗り物酔い
口の周りの吹き出物
食後の満足感が低い
もちろん、胃の不調だけが原因とはかぎりません。
しかし、胃が元氣になるだけで多くの不快な症状から解放される可能性もあるのです。
胃の不調の原因は、何を食べるのかといった食事の内容や、早食いやながら食いなどの食べ方、睡眠不足や不規則な食事時間、過度のストレスといった生活習慣全体と広範囲にわたります。
しかし、必ずしも特別な食材や医療に頼らなければならないわけではないので、暮らしを見直すだけで改善する可能性が多いにあります。
お金や特別な時間をかけずに、毎日の快適度が上がったら嬉しいですよね。
もし不調を感じているのなら、胃が原因かもしれないと疑ってみてください。
胃の元氣がなくなっているかも、毎日をもっと元氣に過ごしたい、という人はご相談ください。
今のあなたにぴったりの暮らしや食のスタイルをお探しします。
一緒に時間にも気持ちにも余裕のある暮らしを食から作りましょう。
じつは、私は上胃下垂歴20年以上です。
20代のころは多く食べても体重が増えずにラッキーだと思っていたのですが、思い返せば、疲れやすく、おなかを下しやすい、血色も悪く、元氣や健康とは程遠い状態でした。
しかし、お米生活にしてからは胃下垂が改善してきたようで、不調も感じづらくなっています。
私には腸活よりも胃活の方があっていたみたいです。