外食やちょっとしたごちそう、いわゆるハレの食事が続くと、体が重く感じませんか?
以前の私は、ハレの食事の翌日も特別なことはせず普段通りに戻して、1週間程度で体調を整えていました。
しかし、お米生活のプチリセットをするようになってから、体調や体形の戻りが早くなったと感じています。
そこで、ハレの食事をしたときに体で何が起きているのか、私が実践するプチリセットの具体的な方法をお伝えします。
ハレの食事をすると楽しいですよね。
普段とは違うおいしいものをたくさん食べて、幸せな気持ちになります。
この「楽しい」「おいしい」「幸せ」は気持ちがスッキリして上向きになるだけでなく、手足の先までポカポカするなど体にもいい影響があると感じています。
一方おなかはというと、下腹がぽっこりして、お通じがゆるくなったりスッキリしなかったり。
パンプスがきつくなり、全体的にポチャッとした印象になることもあります。
異様な空腹感を感じたり、食欲がわかなくなったりもすることも。
寝ている間に寝汗をかき、よだれが垂れていることもあります。
漢方医学的にみると、このようなサインは胃の元氣がなく、垂れ下がり、機能低下が起きている可能性を示しているのです。
だからといって、胃を休ませるために食事を抜いたり、減らしたりは絶対にしません。
なぜなら、胃を元氣にするにも、ため込まれた老廃物を排出するにも、余分なカロリー(エネルギー)を使い切るにも、栄養素とカロリーが必要だからです。
さらに、食事は栄養摂取以外にも体内時計や自律神経、ホルモンバランスを調整したり、消化器を含めた体中の臓器を動かす運動タイムになったりもします。
そもそも、食べ物を胃で消化・吸収するのは、心臓を動かし続けるのと同じ人の本質的な機能。
その機能を休ませなければならないというのはよほど重篤な状態です。
病院で絶食の指示が出る状況を考えてもわかるのではないでしょうか。
一時的な食べ過ぎで、体の機能を止め、リズムを乱してまで食事を抜くのはリスクが高いと私は考えています。
では、何を食べるのか。
ポイントは2つあります。
1つは胃の負担になる食べ物を減らすこと。
もう1つは胃を元氣にする食材をしっかり食べることです。
胃の負担になるのは、肉や乳製品などの動物性たんぱく質や脂質を多く含む食材。
リセット期間はメインのおかずの量を減らし、スイーツやスナックはお休みします。
そして、胃を元氣にする米や雑穀、野菜、きのこなどに含まれる炭水化物とビタミン・ミネラル、食物繊維はしっかり摂ります。
具体的には、いつも食べている雑穀ごはんと具だくさん味噌汁を満足する程度に食べるのです。
そこにごはんのお供を少々つけてもいいですね。
普段の食事が、ごはん:おかず=6:4ならば、プチリセットは8:2にするイメージです。
そして、もう1つ大切なのがよく噛むこと。
よく噛むメリットはたくさんありますが、プチリセットで大切なのは胃をしっかり動かすためのスターターになる点です。
逆に、よく噛まずに食べてしまうと胃がうまく動かず、プチリセットどころかさらに胃に負担をかけることになりかねません。
プチリセット期間は何を、どう食べるかまで意識を向けています。
いくら食べ過ぎたからといって、食後5時間、6時間たっていてもおなかが空かないのは、胃の動きが鈍くなっているサイン。
そんなときこそ、ごはんと味噌汁を食べるとすっきりして、リカバーも順調に進みます。
ハレのあとは8:2のごはんと味噌汁中心の食事を試してみてくださいね。
とはいえ、食べたら太るんじゃない?本当に食べてもいいの?と不安や疑問がわくこともあるでしょう。
ネガティブな感情を抱えたままではリセットはうまくいきません。
そんなときはぜひ、ご相談ください。
あなたにちょうどいい食事を一緒にお探しします。