管理栄養士の小原水月です。
大人におやつは必要だと思いますか?
私の考える答えは「場合による」です。
では、どんな時にはおやつが必要で、どんな場面では必要ないのでしょうか。
詳しくお伝えします。
かつての私は午前、午後と3食とは別に1日2回おやつを食べていました。
午前中はなんだか口さみしくて、午後は空腹にたえられず食べていたのです。
食事の用意もありますから、1日中食べ物のことを考えていたことになりますね。
もちろん、3食食べているのに2回もおやつがあるのはさすがに食べ過ぎかも、と不安もありました。
そこで、せめてヘルシーなおやつにしようとナッツやドライフルーツ、豆乳、おからスイーツなどを用意すべく、自然食のお店に足しげく通っていたのです。
おやつを食べると、とりあえずは気持ちもおなかも落ち着くのですが、たいして満たされた感覚はなく、しばらくするとまた何かを食べたくなっていました。
当時は座位中心の生活を送る40代が、毎日おやつを必要とする不自然さに、全く考えがおよんでいなかったのです。
そもそも、間食(補食)が必要なのはどのような場面なのでしょうか。
それは、臓器が成長途中、あるいは消費エネルギーが多すぎて1度の食事で十分な栄養素が確保できない場合です。
つまり、体や生活に対して食事がたりないから間食が必要なのです。
ということは、食事をじゅうぶんに食べられていれば間食はいらなくなります。
私は、長年の思い込みでバランスがいい食事をしているつもりでしたが、実際には栄養素も量も全くたりていなかったということです。
おやつとの付き合い方に迷っているときに出会ったのがお米生活です。
今までの3割増しのごはん、倍の味噌汁、半分のおかず。
考えもしなかったバランスの食事ですが、食後の満足感が高く、2~3日でおやつがなくても元氣に過ごせるようになりました。
ちなみに、ストレスが大きい=メンタルが満たされていないときも間食をしたくなります。
おやつは「たりないモノをうめる」行動でもあるようです。
その後、日常的にはおやつが必要なくなり節約ができました。
そして、食べ物について考える時間は大幅に減り、仕事や家事への集中度が増し、スムーズに進むようになり、時間と気持ちに余裕ももてるようになったのです。
今の私にとっておやつは不足分を満たすものではなく、楽しみやワクワクをくれるもの。
スイーツを選ぶときにはヘルシーを求めず、おいしさやトキメキを優先しています。
その結果、食べたときの幸福度が上がりいいことばかりです。
もし、間食を止めたいのに止められないと悩んでいるのなら、お米生活がおすすめです。
我慢することなく、自然におやつといい関係が作れます。
お米生活をしているけどうまくいかない、やっぱりごはんを食べるのが怖い、というときはご相談ください。
あなたの暮らしにちょうどいい食べ方を一緒にお探しします。