「本当にお米を食べて痩せるの? 」
「お米を食べたら体重が増えてきたけど大丈夫? 」
そんな疑問はありませんか?
SNSなどで話題のお米ダイエット。
お米ダイエットに厳密には定義がなく、(一社)日本健康食育協会の柏原ゆきよ先生が提唱された食事法がお腹痩せすると注目され、お米ダイエットという愛称が自然発生したようです。
そこでこの記事ではお米ダイエットの具体的なやり方や経過、失敗しないためのポイントを詳しくお伝えします。
お米ダイエットなら満足するまで食べられる」
お米ダイエットとは、ごはんを中心とした食事をしっかり食べる食事方法です。
もちろんごはんさえ食べれば痩せるというものではありませんが、禁止・我慢・制限はありません。
つまり「食べたい」という気持ちを我慢しないで満たしてあげる、そんな食事法といえます。
お米ダイエットの基本は6:4
お米はすばらしい食材ですが、お米だけだと食卓が寂しいですし、栄養の偏りも心配です。
そこでお米ダイエットでは、ごはん:おかず=6:4のバランスをおすすめしています。
6:4というのはあくまでもイメージで厳密である必要はありません。
ごはんをしっかり食べて、具だくさんのみそ汁と少し控えめのおかず、一汁一菜の献立です。
ごはんの量は1日2合を目安に何度か試してみてご自身に合うように調整してみてください。
ごはんの必要量は人によって、日によって変わるものです。
おかずはやみそ汁の具は何でもOK。おいしい、楽しい、うれしい、と感じる献立を組んでみてください。
お米ダイエット最初は太る? 経過を解説
お米ダイエットの経過は、これまでの食事を含めた生活が大きく影響します。
体重がスルスルと落ちる人もいれば、サイズダウンや便秘や下痢の改善、むくみの解消、姿勢がよくなる、引き締まる、といった変化を感じる人もいます。
お米の主な栄養素は炭水化物で体内では糖になり、一部は筋肉に貯蔵されます。
この貯蔵されるときに水分を抱え込むので、体内に十分に糖がいきわたると水分の分だけ体重が重くなることも。
それでも増えるのは2㎏程度で、体の中の水分が増えることでボディーラインにメリハリができたり、肌にハリがでたりとうれしい結果を感じることが多くあります。
お米ダイエット痩せた! 痩せない……わかれ道
お米ダイエットをして「お腹がへこんだ」「肌がきれになった」という人がいる一方、「変わらない」「逆に体重が増えた」という人がいるのはなぜでしょう。
お米はすばらしい食材ですが、魔法のように食べるだけで体が変わるというものではありません。
お米ダイエットで結果を出すにはいくつかのポイントがあります。詳しく説明しますね。
よく噛む
お米ダイエットでは食べ方を大切にします。
それはよく噛むこと。
子どものころ、ごはんをよくかむと甘くなる、という体験をする授業を受けたことはありませんか?
このごはんが甘く感じるまで噛んで食べるというのが、結果を出すためのポイントのひとつです。
目安として食事の初めのひと口を
100回噛む または 1分かけて噛む
のどちらかを意識してみてください。
初めのひと口を意識するだけで体と頭が「これからゆっくりよく噛んでたべるぞ」という準備ができます。
楽しむ
お米ダイエットは食べるものに関して禁止・我慢・制限なしです。
おかずに好きな物を取り入れてもいいですし、スイーツもお酒も外食もOK。
まず何よりも「食事を楽しくおいしくいただく」ということが大事なのです。
もちろん毎食、毎日では栄養のバランスが崩れてしまいますが、たまにご褒美のような日があっても問題ありません。
厳格に6:4を頑張るよりも、ゆるーく楽しく過ごした方が、結果が出やすいようです。
巡りをよくする
お米ダイエットを続けていると食べ物から効率的に栄養を吸収し、老廃物をスムーズに排出できるようになってきます。
この、取り込むと捨てる、のサイクルをより円滑に進めるために血行をよくするのがおすすめ。
具体的には
ゆっくりと湯船につかる
定期的にストレッチをする
深い呼吸を意識する
ことです。
全てを一度にする必要はありません。
できそうなことから始めて習慣化を目指しましょう。
活動量を底上げする
お米ダイエットを続けていると体温が高くなったり、汗をかきやすくなったり体が熱を生み出しやすくなっていることを感じるはず。
熱を生み出しやすい=エネルギーを燃やしやすい状態といえます。
このタイミングで活動量を増やすとさらに効率的にエネルギーを消費することができるのです。
スポーツなどの運動が好きな人は積極的に行ってください。
やりたいけれど時間がない、という方は隙間時間に歩いたり、YouTubeを観ながらおうちトレーニングをしたりするのでOK。
運動は好きじゃない……という場合は、姿勢を整えるだけでも大丈夫。
座る、立つ、歩く、階段を上る、これらすべてが運動です。
どこの筋肉を使っているかを意識してみてください。
まずは1カ月お米ダイエットを続けてみて
お米ダイエットは短期集中で劇的な結果が出る食事法ではありません。
人の体には常に同じ状態でいようとする恒常性があり、簡単に変わるものではないのです。
お米ダイエットをやってみておいしく、楽しく続けられそうならまずは1カ月続けて変化を観察してみてください。
もしかしたら思うような結果は出ていないかもしれません。
けれど食べているのに体重が増えていない、むしろおなか周りはスッキリしてきた、疲れづらくなった、眠りが深くなった、お通じがよくなった、肌の状態がよくなった……そんな変化を見つけられるはず。
いろいろな角度からご自身を見てみましょう。
お米ダイエットで結果を出す!
6:4の食事をするだけでスルスル体重が落ちて元氣になる人がいる一方、思うような結果がでない方もいるようです。
その原因は食べ物なのか、食べ方なのか、考え方なのか、環境なのか、もっと他のことなのか、一人ひとり違ってきます。
お米ダイエットはすばらしい食事法ですがカスタマイズが必要です。
「これでいいのかな」「なんでこうなるの」不安や疑問を抱えていると食事は楽しめませんし、結果も出づらくなります。
そんな時は経験が豊富なプロからのアドバイスが有効です。
せっかくのチャレンジを実りあるものにするためにも、気になることがありましたらご相談くださいね。