管理栄養士の小原水月です。
50代以上の1,807名を対象に夫婦をテーマにしたアンケート調査を実施したら、以下のような結果になったそうです。
ご自身が「いい夫婦だと思う」は夫92%、妻84%。ご自身が「夫婦円満だと思う」は夫91%、妻84%といずれも妻は夫に比べてやや辛口な採点となりました。
ゆこゆこホールディングス株式会社
縁あって一緒にいるのですから、仲良く穏やかに過ごしたいと思いますよね。
パートナーと円満に過ごすためのポイントはいくつもありますが、じつは食生活も大きく影響するのです。
そこで、心を穏やかに過ごすために知っておきたい体のメカニズムと、おすすめの食事についてご紹介します。
感情は脳内の神経伝達物質の増減によるものです。
なので、パートナーがどんな行動や発言をしたとしても、あなたの脳が正常に機能していない状態では、正確にキャッチすることはおろか、寛大に受け止められません。
たとえば、脳の元氣がなくなると、このようなことが起こります。
・現状を必要以上に悲観する
・前後の文脈を考えず、たった一言で決めつける
・執着心が強くなり、他を受け入れられない
自分の思い通りにならないと気がすまず、会話の余地がなくなってしまうのです。
これでは、パートナーとの穏やかな暮らしが難しくなります。
脳は感情の調整以外にも、ものを考えたり、体を動かしたりと日中の活動にくわえて、呼吸や体温維持など生命にかかわるコントロールも24時間休みなく行っています。
脳が正常に、機能的に働くには定期的なエネルギー補給が重要です。
脳のエネルギー源は糖質で、糖質を多く含む食べ物はごはん、パン、麺類、芋類、砂糖などいくつもありますが、私がおすすめするのはごはんです。
脳の元氣にごはんがピッタリな理由は3つあります。
1つ目の理由は消化・吸収がゆっくり行われるからです。
安定して継続的に脳へエネルギー補給ができます。
2つ目は咀嚼(そしゃく)ができるから。
咀嚼は顔や頭のさまざまな筋肉を使って行われ、周辺の血流量が増えることで、脳の血行もよくなり、効率的にエネルギーが届けられます。
そして3つ目は飽きずに食べ続けられるからです。
パートナーとの暮らしはこの先何十年と続きます。
日本人が長年食べ続けてきて、どんなおかずとも相性のいいごはんは飽きずに食べ続けることができます。
脳にエネルギーが十分に供給され、本来の機能を発揮できるとこのような変化が感じられます。
・言葉を発する前に一呼吸おける
・完璧を求めない
・できないところより、できたところに意識が向けられる
・感謝できる
相手を否定するのではなく、あるがままに受け入れられたら、冷静に話もできますし、もっといい関係を築くこともできるでしょう。
パートナーとの良好な関係のためにも、ごはんをしっかり食べてみてはいかがでしょうか。
「最近、パートナーとは業務連絡しかしていない」「そうはいってもお米ってふとるんでしょ?」とお思いの方はご相談ください。
今のあなたにぴったりの暮らしや食のスタイルをお探しします。
一緒に時間にも気持ちにも余裕のある暮らしを食から作りましょう。
私には2日に1回離婚を考えていた時期がありました。
当時の私の暮らしは、ごはんを小盛で朝、昼食べ、お菓子をちょこちょこつまみ、慢性的な睡眠不足という状態。
明らかに脳の機能が落ちていて、冷静な現状把握も、改善策の組み立てもできていませんでした。
重要な決断は、ちゃんと食事と睡眠をとり、自分がベストな状態でするべきですね。