「疲れた」からの解放

食べたくない日の食事プラン 心と体をいたわる食べ物

管理栄養士の小原水月です。

「おなかは空いているけど、

食べたいものが思い浮かばない」

「食事の時間になっても

おなかが空かない」

「お菓子ならいいけどごはんは重い」

体調や気候の影響で

食欲がないときってありますよね。

そんなとき、

食事はどうしていますか。

「食べたくないのは

体が欲していないということ」

「食べ続けるのは体の負担」

などと、

最近では食べないことを

勧める人や場面が目立ちます。

けれど、

本当に食べなくても

大丈夫なのでしょうか。

今回は食欲がないときの

食事についてお話しします。

食べないとどうなる?

食べるということは、

外から栄養を取り込む作業でもあります。

食物から必要な栄養を摂り込み、

細胞を入れ替え、器官を動かすことで

健やかに暮らせます。

つまり、

食べることは生きることです。

簡単に食べるのを止めてしまうのは、

老いや死を近づけることになります。

おなかが空くってどういうこと?

本来、

おなかがすいた、何か食べたい、

と感じるのは体からの

エネルギーや栄養不足のサイン。

しかし、

このサインはおなか(胃)が

空になったからといって

発せられるものではありません。

体内で血糖値の低下や

血中遊離脂肪酸濃度の上昇によって

脳がエネルギー不足を察知すると、

空腹感として指令を出し

食事を取るように促します。

ほかにも、

おいしそうなものを見たり

匂いをかいだりして、

視覚や嗅覚が刺激されると、

エネルギーが十分にあっても

食べたくなる場合も。

また、

何らかの理由で胃が過敏になっていると、

食べたいと感じる場合もあるのです。

空腹感がない=エネルギーが十分にある

とはかぎりません。

食事の時間になっても

おなかが空かないのは、

体のどこかでエラーが起きている

可能性が大。

それは、

体内の状況をキャッチし

指令を出す脳だったり、

胃の動きが鈍ったり、

血糖や有利脂肪酸を調整する

ホルモンだったり、

人によって状況によって異なります。

エネルギー不足がしつつあるのに

おなかが空かない、

ということもあるのを

知っておいてください。

食べたくないときの食事の仕方

では、

食べたくないときの食事は

どうしたらいいのでしょうか。

理由がわからなくても、

空腹を感じない場合は、

体のどこかが弱っている

可能性があります。

そんなときの食事は、

バランスよく栄養が含まれ、

消化に必要以上の時間がかからず、

速やかに栄養になるのが理想です。

その理想を叶えるのが、

ごはんとお味噌汁の組み合わせ。

おかずの肉や魚に含まれる

たんぱく質と脂質は、

健やかな体に欠かせない栄養素ですが、

多くなりすぎると

消化の負担になるという一面もあります。

おなかが空かないときは

おかずを控えめにして、

ごはんをしっかり食べる

お米生活がおすすめです。

もちろん、

おにぎりもいいですよ。

おなかが空いてなかったけれど、

食べ始めたら食べられた、

ということはよくあります。

まずは、

食事の時間になったら

食べてみてくださいね。

食べ始めても、

ごはんやお味噌汁が

難しい場合もあるでしょう。

そんなときは、

栄養や消化よりも気持ちを優先させて、

食べたいと思えるもの、

食べてみようかな、食べられそう、

というもので大丈夫。

食べたくないから食べないでいると、

栄養不足がどんどん進んでしまい

心身が弱ってしまいます。

まずは、

食べられそうなものを食べて、

少しずつごはんとお味噌汁に

移行できるといいですね。

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