お米生活のやり方、合っていますか?
管理栄養士の小原水月です。
食事をハレとケにわけて考え
しっかりめのごはん、具だくさん味噌汁
おかずを一品が基本のお米生活。
禁止・制限・我慢なし。
満足するまで食べて
元氣に、綺麗になれると
実践する人が増えています。
しかし
「これさえやれば大丈夫」といった
多くの健康法と違い
明確な数値基準がないため
「これでいいのかな」
「思ったように変わらない」
と不安や心配を抱える人も
少なくないようです。
とくに多いお悩みが
「自分にピッタリの
ごはんの量がわからない」
というもの。
そこで、お米生活歴4年の小原が
自分にピッタリのごはんの量を
見つける方法をご紹介します。
ごはんの量がわからない
一般的な成人女性の
1日のごはんの摂取目安量は2合程度です
(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」)。
しかし
体調や暮らしによってカスタマイズが必須。
実際にごはんを食べてみて
試行錯誤しながら
どのくらいが自分にフィットするかを
探していきます。
目安は2つ。
食後に満足感があること 。
そして
次の食事までに心地よい空腹感が
あることです。
詳しくみてみましょう。
食後に満足感があること
お米生活をしていると
「ごちそうさま」と手を合わせたときに
「おいしかった」「満たされた」と
感じられます。
食後におなかがパンパンで
もう何も食べられないような状態なら
食事の量が多すぎでしょう。
いっぽう
もう少し食べたいと感じるようなら
食事量が少ない可能性があります。
食事を終えた時の感覚に
意識を向けてみてください。
次の食事までに心地よい空腹感がある
食事と食事の間は
6時間から7時間くらいの人が
多いと思います。
食事の前におなかがすき
食事の気配を感じて
唾液がジュワッと出るようなら
前の食事が自分にぴったりだった証拠です。
おなかが空きすぎて
間食やおやつが必要な場合は
食べる量が少なかったのかもしれません。
また
食事の前に空腹感がないようなら
多すぎた可能性があります。
「時間だから」と漠然と食べるのではなく
おなかの空き具合も観察してみましょう。
考えて、行動して、はじめてわかる
結局はやってみて、振り返り、修正して
またやって、の中で見つけるしか、
自分にぴったりのごはんの量を
見つける方法はありません。
ちょうどいいごはんの量は
日によっても体調によっても変わります。
何g と数値を探すよりも
意識を内側に向けて観察していくと
スムーズにいくでしょう 。
ひとりでは難しいと感じる場合は
食事相談を受けるのも選択肢の一つです。
人と話すことで
どこでつまずいているのかが
分かりやすくなりますよ。
ご質問などもお受けしていますので
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