管理栄養士の小原水月です。
「お米生活をしていても、甘いもの欲がなくならない」というお声をいただきました。
甘いものは私も大好きですが、やはりハレの食べ物。
毎日のように食べていると、心にも体にもお財布にも負担になります。
そこで私がご提案するのは「思い切って食事のごはんの量を増やしてください」です。
そうすると甘いもの欲が自然と薄らぎ、我慢せずにお菓子と距離をとれます。
甘いもの欲が出るときは心か体、もしくは両方の栄養がたりていない、疲れている場合がほとんどです。
お米なら問題の大部分をカバーして、癒してくれます。
例えば、鉢植えの花がしおれていて、土がカラカラだとします。
そんなときは、肥料よりもまず水をあげますよね。
水と土が元々もっている養分だけできれいな花を咲かせる可能性もあります。
人にとって元氣の源は炭水化物。
絶妙な塩梅で、口の中でほろりと崩れる、お米の粒のしっかりしたおにぎりを食べると心と体の緊張がゆるむのを感じませんか?
炭水化物の中でも日本人には、お米が体質的にもピッタリなのです。
大人になったら手軽なお菓子を頻繁に食べるよりも、特別なスイーツをとっておきの時間に食べた方が、満足度が高いのは経験的に知っていますよね。
食間に甘いものが欲しくなるのは食事から摂る炭水化物(糖質)がたりていない可能性が大きいと思われます。
普段の日は3回の食事でしっかりごはんを食べて体を満たし、特別なときにお気に入りのお菓子で心を満たしてみてはいかがでしょうか。
お米生活をしているけど甘いものが欲しくなる、というときはご相談ください。
あなたに合った食事や甘いものとの付き合い方を一緒にお探しします。
私は普段からお米をしっかり食べているので、甘いもの欲はほとんどありません。
ただ、イレギュラーに供えて冷凍おにぎりはストックしています。
食事のごはんを多めに炊いて小分けにしておいて、解凍してから塩ふったり、味噌を塗ったり。
豆や芋を一緒に炊き込んでおにぎりにしておくことも。
普段の食事では味わえない、ちょっとした楽しみにしています。