「疲れた」からの解放

やる気が出ない脳の疲れのせい?前向きになるための食事のコツ

管理栄養士の小原水月です。

日々の運動や部屋の片づけなど、やった方がいいことはわかっていても、なかなかできないっていうことありますよね。

やってしまえばたいしたことではないし、気持ちがスッキリするのは知っていてもできない……

それはあなたがダメなのではなく、脳が疲れているだけかもしれません。

やる気は元氣な脳が生み出す

感情は脳内の情報伝達物質の増減で決まります。

つまり脳が疲れていて機能低下を起こしていると、情報伝達物質の調整がうまくできなくなることで、やる気がわかなかったり前向きになれなかったりするのです。

脳が元氣に機能的に働くためには脳まで栄養が届いてなければいけません。

栄養は血液によって運ばれます。

そう、脳への血行をよくすることがやる気を出すのに欠かせない条件なのです。

脳に栄養を届けるの咀嚼(そしゃく)

脳への血行をよくするには、周りの筋肉を動かすことが重要。

顔の筋肉を積極的に動かすと脳への血流量を増やせます。

しかしマッサージや顔体操は続けるのが難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

そこでご提案したいのが「よく噛んで食事をする」です。

噛む真似をして口を動かしながら顔や頭を触ってみてください。

口周りだけでなく、かなり広範囲が動いているのを感じるでしょう。

実際に咀嚼(そしゃく)が増えると脳の血流量が増えるという研究報告もあります。

参考:「咀嚼にともなう脳血流増加の神経メカニズムを解明」東京都健康長寿医療センター研究所 堀田晴美

咀嚼のコツは味わうこと

よく噛めている目安は何だと思いますか?

1口30回と耳にしますが、それでは不十分だと私は感じています。

ひと口の大きさや食材の状態によって噛む回数は変わるので、一律に何回と決めるのは難しい。

そこで意識してもらいたいのが食べ物の味の変化。

例えばごはんであれば、甘味を感じるまで噛んでください。

おかずは調味料の味が落ち着いて、食材の味をキャッチできるまで噛むのです。

口の中の食べ物に興味を持って、丁寧に食べる。

そうするとひと口で今までの倍以上の時間や回数を噛む場合もあるでしょう。

それは今まで十分に咀嚼ができていなかった証拠で、伸びしろでもあります。

よく噛む食事を習慣にして気持ちがどう変わるのかを意識を向けてみてください。

よく噛む食事で暮らしをアップデート

咀嚼をして食べると脳にしっかりと栄養が届き、本来の機能が発揮できるようになります。

一時的な感情に振り回されず、冷静に現状を考えられるようになるでしょう。

必要なこと、やるべきことをスムーズに進められたら気持ちがいいですよね。

気持ちや時間、空間にゆとりも生まれます。

自分をゆったりさせるための時間ができたら何をしたいですか?

1人じゃ難しいと感じたらご相談を

ただセルフケアは本来、個々の体質や体調 、状況に合わせて行うものです。

これさえやればみんな大丈夫!という方法はありません。

「もっと思い通り毎日を過ごしたい」「当たり前のことができない自分が嫌になる」とお困りの人は1度ご相談ください。

今のあなたにぴったりの暮らしや食のスタイルをお探しします。

一緒に時間にも気持ちにも余裕のある暮らしを食から作りましょう。

オンライン食事相談 管理栄養士の小原水月です。 私は35歳での高齢出産を機に、暮らしが大きく変わりました。 とにかく疲れやすくなって、夕方まで...

家事も仕事も家族の世話も、本当に些細なことの積み重ねですよね。

ほんのちょっとのひと手間、ひと言を惜しんでしまうと、後でリカバーするのが大変な事態になることも……

普段の食事で脳だけでなく、全身を絶好調の状態に整えておけば問題を未然に防ぎやすくなりますし、快適な時間を増やせます。

自分にフィットした食事を知りたい方はお気軽にお問い合わせフォームよりお声かけください。