個人的な考え

疲れは意外とわかりにくい 元氣でご機嫌に過ごす食事法

管理栄養士の小原水月です。

「心配事が多くて落ち着かない」

「イライラしてじっくり考えられない」

以前はこんなことなかったのに性格が変わったのかもしれない……と思った経験はありませんか?

もしかしたら、それは性格ではなく、疲れが原因かもしれません。

疲れというと息切れや、頑張りがきかないなどのイメージがあるかもしれませんが、それだけではないのです。

そもそも疲れとはどんな状態なのか、原因と対策をお伝えします。

疲れとは、心身の回復・修復が不十分な状態で、これ以上頑張ると壊れちゃうよ、という体からのサイン。

言いかえれば、休養か栄養、もしくは両方が不足し、心身の機能が低下している状態でもあります。

例えば脳が疲れ、機能が低下すれば感情のコントロールがうまくできなくなります。

筋肉が疲れ、機能が落ちれば思うように体が動かせなくなるのです。

出産直後の私は、体の機能なんて一切考えていませんでした。

自分の体よりも外に意識が向いていて、食べ物のカロリーや栄養素を重視。

数値管理した食事をすれば理想の体になると思い込んでいたのです。

当時は、妊娠で増えた体重を早く戻そうと、基準値ぎりぎりの食事をしていました。

物足りなさを感じたら我慢をしたり、低カロリーやヘルシーを強調した食品を食べたりしてしのいでいたのです。

そして、夜間授乳が終わってからも睡眠のリズムが戻らず、夜中に3~5回は目が覚めるという慢性的な寝不足の状態。

日常生活にくわえ、赤ちゃんのお世話というなかなかハードな生活をしていたのに、栄養不足、休養不足で、毎日疲れていたのです。

すぐに体重は戻ったものの、何を見ても不満を感じ、自分だけがかわいそうだと思い込み、家族ともギクシャク。

何をするのも億劫で、休み休みでなければ食事の準備もできないほどでした。

それでも自分が疲れているなんて思いもせず、全て高齢出産のせいにして、自然食品や健康食品を次々に試していました。

もちろん、元氣になる気配はみじんもありません。

どうしたものかと途方に暮れていた時に出会ったのがお米生活です。

お米生活を始めてまず感じたのは、夕方の疲労感が軽くなったことです。

そして、徐々に夜中に目を覚ます回数も減ってきて、朝散歩やストレッチをしようかな、という気持ちにもなりました。

不器用ながら子どもの世話をしようとする夫に感謝を感じられたり、慮ったりできるようにもなりました。

今ではさらに疲れづらくなり、やりたいことをやり切り、家族にも穏やかに接せられ、より快適に毎日を過ごせるようになった実感しています。

朝、目覚めたときから疲れている、家族との時間が快適ではない、そんな人はご相談ください。

今のあなたにぴったりの暮らしや食のスタイルをお探しします。

一緒に時間にも気持ちにも余裕のある暮らしを食から作りましょう。