食事相談

「食事を減らさないといけないと思っていました」

管理栄養士の小原水月です。

若玄米リセットプログラムを
実践されたお客ささまが
プログラム終了後体重が増え続けている
と、5カ月ぶりに
食事相談を受けられました。

血液検査でも高め安定が続いていて
主治医から減量の指示が出たことに
ショックを受け、不安を感じたそうです。

食事面ではごはんとお味噌汁を食べると
体調がよくなるのを感じているものの

ホルモン周期に振り回されて
メンタルが落ち込むと
すべてがどうでもよくなって
食事が乱れるのを実感しているとのこと。

朝はバタバタで
自分の支度と子どものお世話で精いっぱい。

運動どころか自分の時間も確保できない。

洗い物や洗濯物が終わらないときもあって
やるべきことが終えられない
自分にがっかりしてしまうそうです。

優しくしてくれる家族に
申し訳なるとも言っていました。

病院から処方されている薬の副作用に
代謝低下作用があるので
普通に食べていてはダメなのだと思う。

減量するために何をしたらいいか
1個か2個、行動目標をたてたい、と
いうことでした。

体内で使えるカロリーが
減っているかもしれない
運動もできず消費カロリーも増やせない

そうなったら
食べて摂るカロリーを減らすしかない、と
考えるのは彼女だけではないと思います。

たしかに
食事とからだの反応を数値だけで考えると
そうかもしれませんが

安易に食事量を減らしてしまうと
生命活動に必要なカロリーや
栄養素が不足し
基礎代謝を下げてしまう心配もあります。

そこで
私がアドバイスしたのは食事量の調整や
ごはんとお味噌汁の徹底ではなく
メンタルを安定させることです。

メンタルがホルモンバランスに
影響されている実感がある
ということだったので

ホルモンバランスを安定させ
振り回されづらくなるような
暮らしぶりにすることを提案しました。

ホルモンをふくめ、心とからだは
食べたものだけを材料に
暮らしの積み重ねで作られます。

つい
不調が現れると直前に口にした食べ物を
悪者にしたくなりますよね。

でも
何時に寝て何時に起きるか
食事はどんなリズムで食べるか
日中はどう過ごし、夕方以降はどう過ごすか
そんなことが体調やメンタルに
大きく影響するのです。

私の提案を聞いた彼女は驚きつつも
「確かに気にはなっていた」と
納得したようすでした。

さらに話を進めると
どうやったらできるか
具体的にどう暮らしに落とし込んでいくかの
アイディアをどんどんだしてくれました。

最後は
「うまくいきそうな気がしてきました」と
これからの暮らしぶりと
元氣になって家族と楽しく
過ごすイメージをもって
笑顔で相談を終えました。

食事改善、体調改善を頑張っているけど
うまくいっていないと感じるときは

体の仕組みや不調のメカニズムを踏まえて
暮らし全体を俯瞰すると
解決策が見えやすくなります。

やみくもに動くのではなく
ちょっと立ち止まるのもいいかもしれませんよ。

もし、一人では難しいようであれば
プロの力を借りるのも選択肢のひとつです。

出口が見つからずモヤモヤと不安な時間を短縮でき
得たい未来へグッと近づけますよ。

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