「疲れた」からの解放

旬の恵みを楽しむ!お疲れママが穏やかな食事時間を作る方法

管理栄養士の小原水月です。

今年はもう、スナップエンドウを食べましたか?

スナップエンドウはスナックエンドウともよばれる、アメリカ生まれの比較的新しい野菜です。

4月~5月に旬を迎え、肉厚のさやは柔らかく、甘味があって、塩ゆでやバターソテーにするとおいしいですよね。

私はスナップエンドウが大好きなのですが、まったく食べない時期がありました。

旬の食材は手間がかかる

スナップエンドウって、楽しむためには余裕が必要な野菜だと思いませんか?

・ひとつずつぐるりと筋を取らなければいけない

・ひと口大にするにはまとめてでは切りづらく、ひとつずつ切らなければいけない

そう、下処理に手間がかかるのです。

もちろん難しい作業ではありませんが、時間と心と体力がそろっていないと手が出しづらい食材だと思うのです。

ひと手間かける気力と体力がない

以前の私はとにかく疲れやすく、集中力も判断力も低く、何をやるにも時間がかかっていました。

やっと終わったと思ってもミスが頻発し、やり直しをしながら自分が情けないやら、腹立たしいやら……

しまいには「夫が家事や育児に協力的じゃないからこんなにつらいんだ」「子どもがわがまま言って困らせてくる」「義母の察しが悪いからうまくいかないのだ」と家族を恨みがましく思うひどい状態でした。

旬よりも「めんどうくさくない」を優先

それでも食事は毎日のこと。

お惣菜や冷凍食品、デリバリーを使うことに後ろめたさともったいなさを感じていた私は台所に立つものの、丁寧に料理をする心身のゆとりはありません。

使うのはもやしやキャベツなど皮をむかなくてもいいもの、サッと洗うだけで使えるものばかり。

旬やおいしさよりもいかに簡単にできるかを優先して献立を考えていました。

スナップエンドウは大好きで、見かけると心惹かれはしましたが、食べるまでの手間を考えると買う気にはなれず、何年も口にしない時期があったのです。

頑張らなくても旬が楽しめた

それがお米生活を続けて3年。

今年は何の躊躇もなくスナップエンドウを買い、筋を取っている自分に気づいて、小さな驚きと、少しのうれしさ、そして安心したような気持を感じました。

今は朝から夜までご機嫌ですごせます。

穏やかな気持ちでいる時間が多いので、作業もスムーズに進みミスもやり直しも減りました。(なくなってはいませんが……)

夫や子ども、義母がどうやったら喜んでくれるかな、と考えられるようになり、豆好きの家族のためにスナップエンドウを買い物カゴに入れています。

スナップエンドウのツヤツヤで鮮やかな緑色は食卓が華やぎますし、甘いね、シャキシャキするね、中に豆が9個も入っていた、など会話もはずみます。

私はこんな何でもないような風景に、しみじみと幸せだなぁと感じて、体中の緊張がゆるみ、癒される思いをしています。

お米生活で笑顔が増える

お米生活の基本はごはんと具だくさん味噌汁を中心にしたシンプルな食事法。

けれどそれが、イライラしてばかりだった私を元氣に、穏やかにしてくれて、再びスナップエンドウを楽しめるようにしてくれたのです。

もちろん家族仲もよくなり会話も増えました。

自分も家族も笑顔にできるお米生活をこれからも続けていくつもりです。

「旬を取り入れた食卓に憧れるけど、そんな余裕はない……」と少し寂しい気持ちになったらお米生活を試してみてください。

お米生活を基本に、普段の食事で穏やかな心と健やかな体を整える方法はコチラのメールマガジンでお伝えしています。

季節に合わせて食卓でできるセルフケア方法をお届けしますので読んでみてください。

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