個人的な考え

正解を探すんじゃなくて、自分で答えを作るんだ

子どもが生まれて9年。

すっかり昼飲み派になりました。

もともとお酒が大好きで

夫との出会いのきっかけもお酒でした。

妊娠するまでは

お疲れさまでビールを1杯。

そのあとは焼酎か日本酒を3杯くらい。

お水とお米をしっかり摂れば

二日酔いになることも

ほとんどありませんでした。

ところが

妊娠、授乳をこえて

子どもの寝かしつけのあとに

久しぶりにお酒を飲むと

翌日丸1日つぶすくらい

調子が悪くなってしまったんです。

私にとってお酒は

おいしい嗜好品としてだけの存在ではなく

文化や作り手のストーリへの好奇心の対象でもあり

夫とのコミュニケーションツールでもあるのです。

子どもや私の健康や命がかかっていた

妊娠、授乳中はどうにか我慢できました。

でも、子どもが自力で食事を摂れるようになった今

我慢なんてしたくないし、できません。

そこで選んだのが昼飲。

東京に35年住んでいた私にとって

昼飲み文化は特別なモノでは

ありませんでした。

子ども時代も

親戚の集まりやお祭りのときには

周りの大人は昼からお酒を飲んでいたし

大人になってからは類は友を呼ぶで

お酒が好きな友人と浅草や御徒町へ

昼飲みを目的に遊びに行くこともしばしば。

結婚、出産を経て移住した富山には

東京ほどの昼飲み文化はないようですが

全くないわけでもないんです。

お祭りのときはもちろん

普段もランチ時にビールやスパークリングワインを

用意しているお店は少なくないし

昼営業する居酒屋さんも年々増えている感覚です。

妊娠前には週5でお酒を飲んでいましたが

今は月に1回あるかないか。

それでも、我慢やあきらめるのではなく

安心して、心置きなく

大好きなお酒を味わい、楽しむ時間があるということが

自分を満たしているんです。

たしかにお酒って夜に飲むイメージが強いし

「母親」の飲酒にナーバスなイメージを持つ人も

少なくないのは分かっています。

でもね。

自分の人生に1㎜の影響も与えられない

「一般」を意識して暮らしを作っていくのは

イヤなんです。

お酒に限らず

「普通は」

「みんなは」

「一般的には」

という尺度を持ち出して「世の中の正解」に合わせて

選択しちゃうと食事も暮らしも途端に色あせて

やっつけになってしまいます。

仕事も家事も家族のお世話も

ままならない毎日の中で

ライフステージに影響を受けやすい女性は

自分が好きなこと、大事にしたいことを

どうやったら続けられるのか。

自分だけの答えを一つづつ作っていく

そんな視点でみられるといいんじゃないかなーと

思うのです。