スキンケアを頑張っているのに、
なぜか肌の調子が上がらない……。
年齢を重ねるにつれ
肌の悩みは増えていくもの。
でも、特別なケアをしなくても
食べるものを変えるだけで
肌の調子がぐんと
よくなることもあるんです。
そのカギとなるのが「お米」。
なぜお米が美肌に役立つのか?
その理由を詳しく解説します。
お米生活で肌質が改善
お米を中心にした
食スタイル「お米生活」で
肌質が改善したという人が
少なくありません。
具体的には
ハリやツヤ、透明感、キメが整い
肌色が明るくなったり
うるおいが増したりする
という声が多く聞かれます。
さらに、シミやシワ、吹き出物、ニキビ
くすみ、赤み、乾燥といった
肌トラブルが軽減されたという報告も。
本来の肌を取り戻すという発想
「人は本来、美しいもの」
――これはスキンセラピストの
石田陽子さんの言葉です。
都合の悪い部分を隠したり変えたり
するのではなく
本来の肌を取り戻すという視点が大切。
そのためには
肌の機能を底上げし
引っ張り上げることが必要になります。
肌の機能とは?
では、肌の機能とは何か?
それは、バリア機能です。
具体的には、水分の喪失や侵入を防ぎ
体温を調節し、外部刺激から体を守る
役割を担います。
また、熱い、冷たいなどを感じ取る
感覚器としての働きも重要。
これらの機能をしっかりと働かせるには
いくつかの条件があります。
肌の健康に必要な条件
まず、肌を形作る材料、つまり栄養が必要。
さらに、栄養やエネルギー
老廃物の運搬をする血流が
スムーズであること。
そして、肌の機能をコントロールする
自律神経が健やかであることも大切です。
栄養とエネルギーの関係
栄養はチームワークで働きます。
特定の成分だけを集中して摂っても
うまくいかない場合が多いのです。
エネルギーは炭水化物から
50~60%ほど摂るのが理想的。
とくに、お米から摂るのが効率的です。
お米は消化吸収がよく
エネルギー源として優秀。
くわえて、たんぱく質や
ビタミン、ミネラルなど
肌に必要な栄養素も含まれています。
自律神経と食事の関係
自律神経は体内時計と密接に
関係しています。
体内時計とは約24時間周期で
全身の機能を調整するシステムのひとつ。
日が落ちてからの活発な活動や
不規則な食事、ストレスなどで
リズムが乱れやすくなります。
しかし、朝食をとることで
体内時計がリセットされ
自律神経が整いやすくなるのです。
何をどれだけ食べるかにくわえて
いつどうやって食べるか
も美肌には欠かせない視点です。
血流を促すには?
血流を促すには運動が必要です。
かといって
いきなりランニングシューズを
用意する必要はありません。
まずは日々の食事で
「咀嚼(そしゃく)」を
意識してみてください。
しっかり噛むことで口の周りでなく
顔全体から頭、デコルテまでの筋肉が
連動して動きます。
さらに、口から始まる
消化器は動きが連動するので
胃腸のぜんどう運動も活発になり
血流がよくなるのです。
お米生活で肌を育てる
お米をしっかり食べて
噛んで、体の内側から
肌の機能を引き上げる。
そんなシンプルな習慣が
本来の美しさを引き出してくれるはずです。
お米生活であれば
自然とお米を食べる頻度も
咀嚼回数も増やせます。
肌の不調にお悩みなら
外側からのスキンケアにくわえて
内側からもケアをしてみては
いかがでしょうか。