「疲れた」からの解放

日中の眠気から解放される食事と暮らしの整え方

管理栄養士の小原水月です。

食後にスーッと眠たくなることがありますよね。

以前の私は昼だけでなく、朝も食後に眠くなっていました。

仮眠をとっても日中は頭がボーっとして集中力や思考力は低く、失敗をおかすこともしばしば。

外ではどうにか頑張っても、家では子どもや夫を思いやる余裕はなく、ただただ「どうやったら寝られるか」ばかり考えていました。

しかし、お米生活を続けていると食後の眠気を感じにくくなったのです。

なぜ、食のスタイルを変えることが日中の眠気解消に役に立ったのか。

お米生活が日中の活動レベルを底上げした理由をお伝えします。

日中の眠気は脳のSOS

食後に眠気を感じる原因にひとつは、夜の睡眠不足です。

睡眠は脳機能を回復させる大切な時間。

睡眠不足では日中に脳が疲労を感じやすくなり、休養をとろうと眠気が出やすくなるのです。

また、血糖値が急降下する際も眠気を感じやすくなります。

血糖は重要なエネルギー源ではあるけれど、多くなり過ぎると血管に負担がかかります。

そこで、血糖が多くなり過ぎると糖を血液中から細胞へ移動させることで血糖値を下げる仕組みが働くのです。

血糖値の変動がゆるやかであれば問題ないのですが、急上昇後の急降下が起こると一時的に脳へのエネルギー供給が滞り眠気が出やすくなります。

食べ物や食べ方、環境などの影響で血糖値が急上昇した際には急降下が起こりやすくなるので注意が必要です。

脳疲労はトラブルの原因に

日中の眠気は脳機能の低下や血糖値の乱高下のサインの可能性もあり、メンタルへも影響が及びます。

感情が不安定になり、理性的な対応ができなくなったり、冷静な判断ができなくなったりして、コミュニケーションにも支障がおきかねません。

日中に眠気を感じるのであれば、早めの対処が必要です。

日中の眠気は脳にアプローチ

日中の眠気対策でまず見直したいのが夜の睡眠です。

目覚まし時計がなくても自然と目が覚めるくらいの睡眠時間は確保しましょう。

また、室温や照明、騒音対策など、睡眠環境を整えるのも十分な睡眠を確保するのに有効です。

そして、食後の血糖値を安定させるポイントは「咀嚼(そしゃく)」です。

よく噛まないで食べる早食いやながら食いは、食後血糖値を急上昇させる傾向があります。

ただ、ひと口何回噛むなど数えていると食事を楽しめないので、ゆっくり、丁寧に、味わうことを意識して食べてみてください。

パンや麺などの粉食に対して、粒食のお米をしっかり食べるお米生活は自然と咀嚼を増える食のスタイルです。

また、咀嚼はリラックスホルモンのセロトニンの分泌を促すためスムーズな睡眠のサポートも期待できます。

お米生活で穏やかな毎日を

食後の眠気がなくなり軽快に動けると、用事がスムーズに進むので気持ちよくすごせます。

うっかりうたた寝をしてしまって失敗……ということもなくなるでしょう。

体調も整うので穏やかに過ごせるようになります。

食後に耐えられない眠気があるのなら、夜の睡眠と食事の食べ方を見直してみて。

日中に一瞬も眠くならない快適さをあじわってくださいね。

お米生活を基本に、普段の食事で穏やかな心と健やかな体を整える方法はコチラのメールマガジンでお伝えしています。

季節に合わせて食卓でできるセルフケア方法をお届けしますので読んでみてください。

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